ベランダ前の物干し&取り込み“最短動線”設計(部屋干し中心)
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——干す→取り込む→しまうを1往復に近づける
ベランダや窓辺が整ってきたら、次は洗濯の動線です。
「干す→取り込む→しまう」の間で、同じ場所を何度も行き来していませんか? 本記事では、仕分けないカゴ運用と置き場所の固定で、家の中の移動距離をグッと短くします。危険作業や薬剤の推奨は行わず、誰でも今日から試せる、一般的でやさしい方法だけをご紹介します。
最短動線のコア設計——“仕分けないカゴ”で1往復化

カゴは1つ。洗濯前後で役割を変える
- 洗濯前:脱いだ物をポンポン入れる回収ボックス。
- 洗濯後:同じカゴを干す場所へ運ぶ運搬ボックスに。
- 仕分けは“干す直前の数秒”にまとめる。場所は干す位置の足元だけ。
メリット:回収→仕分け→運搬の移動回数が激減。途中で床置きもしないため、散らかりにくい。
置き場所は「洗う→干す→しまう」の1本線上に
- 洗濯機(スタート)→干す位置(中継・メイン)→収納(ゴール)。
- 干す位置を家の中心に据えると、取り込みから収納までの距離が最短になる。
- ベランダ干しが難しい日は、窓前の部屋干しを標準に。窓からの風とサーキュレーションを生かす(一般的工夫の範囲でOK)。
部屋干しの置き場——風の通り道を作る

家具レイアウトの“すき間”に干さない
- 動線上の通路幅を確保。通路を狭めると後工程(取り込み→収納)が必ず遠回りになる。
- 壁に沿わせる/窓前に寄せるなど、1面に寄せることで通り道が生まれる。
風は“入口→出口”の流れを意識
- 入口=窓やドアの近く、出口=反対側の隙間や換気経路。
- 洗濯物の厚い面を風に正対させる。重なりは最小に。
- 交差干し(長い物は上、短い物は下)で陰を作らない。
取り込み後の“たたまない収納”——迷わず戻すだけ

3つの方式から1つ選ぶ
- 掛ける方式:ハンガーごとクローゼットへ。Tシャツ・シャツ・パンツなどは畳まず掛ける。
- 丸める方式:柔らかい衣類はクルクル丸めて引き出しへ。形が崩れにくい。
- 分ける方式:家族ごと/用途ごとに箱でドン。箱ごと各部屋へ持っていけば、片付けが1回で終わる。
目的は「シワの理想形」ではなく、“迷わない・戻しやすい”こと。細かな仕分けは週末に回し、平日は速度優先。
ハンガーとピンチは定位置に戻すまでが洗濯
- 使い終えた小物は、窓前のラベルトレーへ戻す。
- 迷子ゼロ化は時短の要。詳しくは→「洗濯小物&掃除道具のラベリングと定位置」
週末の“リネンサイクル表”——1枚の紙で在庫が見える

週に1回のまとめ洗いは曜日固定
- シーツ・枕カバー・バスマットなどの大物は週末に集中。
- カレンダーに固定曜日を書いておくと、在庫切れが起きにくい。
表の項目(例)
- 行:アイテム(シーツ/枕カバー/バスタオル/フェイスタオル)
- 列:今週使用中/洗濯待ち/予備枚数
- 目視で「どれを干すか」「どれを使うか」が一目で分かる。
サンプル動線(平日10分/休日15分)

平日(10分想定)
- 洗濯→同じカゴで窓前へ(1分)
- 仕分けは足元で。長い物から順に吊る(3分)
- 風の通り道を確認(1分)
- 取り込み→各自のエリアへ掛ける・丸める・分ける(4分)
- 小物をラベルトレーに戻す(1分)
週末(15分想定)
- 大物を先に。干す面積を確保(5分)
- 予備在庫をリネンサイクル表で確認(2分)
- 窓・サッシの逆光チェックで指紋だけひと拭き(2分)
- 取り込み→収納を1回で完了(5分)
- カゴとトレーを元の位置に(1分)
つまずきやすいポイント→即効リカバリ

干す位置がいつも混雑する
- **“干す前の足元仕分け”**に統一。別室で仕分けない。
- 物干しの端を空ける。取り込みの手が入るスペースを作る。
取り込み後に床が散らかる
- 収納先まで箱で運ぶ。箱の取っ手は窓側→クローゼット側へ向けて置くと持ち替えが一回で済む。
ハンガーが不足する
- 平日分+週末の最大量+2~3本を“定数化”。足りない問題は思考のロス。
- 余りは別の場所へ退避。干し場に置きすぎない。
ミニチェックリスト(印刷用)

- カゴは1つで運用(回収→運搬を兼ねる)
- 干す位置=家の中心。通路を確保
- 風の入口→出口の流れを作る
- 取り込み後は掛ける/丸める/分けるのどれか1方式
- 小物はラベルの定位置へ戻す
- 週末はリネンサイクル表で在庫を確認
FAQ

Q1. 仕分けないと洗濯が楽にならないのでは?
A. 仕分けは干す直前にまとめるのがコツ。移動中に仕分けると、床置きや戻りが増えて時間が伸びます。
Q2. 部屋干しのニオイが気になる。
A. 本記事では薬剤推奨はしません。代わりに風の通り道を確保し、厚い面を風に向ける配置で乾燥時間そのものを短くします。
Q3. 家族で片付け方がバラバラ。
A. ラベルと箱で“戻す先”を見える化。箱ごと運ぶ方式にすると、各自の部屋まで1回で届けられます。
次の一手

- 小物の迷子をゼロに:→ 洗濯小物&掃除道具のラベリングと定位置
- 仮置きを卒業:→ ベランダに“置かない暮らし”——一時置き・仮置きの卒業計画
- 来客直前の最短コース:→ 来客前30分の“窓辺&ベランダ”見える化リセット
- 窓前が乱れやすい時は:→ 窓・網戸・サッシの“順番どおり”時短リセット
まとめ
最短動線の鍵は、仕分けないカゴ運用と干す位置の固定。
取り込み後はたたまない収納で迷いを消し、週末のリネンサイクル表で在庫と予定を一枚に。
「1往復で終わる」イメージを持てば、洗濯はもっと軽く、続けやすくなります。

