ベランダ掃除の全体設計——平日5分・週末30分・月1メンテの作り方
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このページのゴール

3つの時間軸で“やること”を固定する
毎回ゼロから考えると続きません。
平日5分/週末30分/月1メンテの3本立てで、やることを固定します。
迷いが減り、動きが早くなります。
濡らす前に乾拭き——汚れを広げない基本方針
砂やほこりが多い場所は、いきなり濡らすと汚れが広がります。
まず乾拭き(または掃き出し)→必要な所だけ軽い湿拭きが基本。
これだけで作業時間が短くなります。
道具は“属性名”でそろえる
特定商品に依存せず、**マイクロファイバー布/古Tシャツ/新聞紙/ほうき・ちりとり/デッキブラシ/受け皿(トレー)**といった“属性”で準備します。
置き場は一か所にまとめ、取り出し→片付けの往復を最短にします。
平日5分ルーティン(朝または夕方)

通路を一往復スイープ → 手すり軽拭き → レール乾拭き
- 床の通路を一往復:ほうきで砂と葉を中央→手前へ集め、ちりとりで回収。
- 手すりの軽拭き:乾いた布で手が触れる面だけサッと。
- サッシレール:細かい砂は乾いた綿棒や紙片で手前へ寄せ、布で回収。
濡らさないのがポイント。5分で“見た目が変わる”箇所だけ触ります。
時間がない日の“1分版”
玄関側から見える範囲の床を一往復+レール手前だけ乾拭き。
完璧にやろうとしないことが継続のコツです。
戻しやすい定位置に片づけて終了
道具はベランダの**「掃除ステーション」**へ戻します。置き場が決まっていれば、次回の着手も速くなります。
週末30分リセット

乾拭き→軽湿拭きの順番図(床→手すり→サッシ外側)
- 床の乾スイープ(再)
- 軽湿拭き:薄く湿らせた布で床→手すり→サッシ外側へ。水を多く使わないのがコツ。
- 仕上げの乾拭き:水跡を軽く回収。
※共用部や周囲への配慮は各自のルールをご確認ください。水を流しっぱなしにしない運用が安心です。
排水口まわりの軽メンテ(拾う→拭く→外観チェック)
落ち葉や砂を手で拾う→乾拭き→見える範囲の外観チェック。月1に向けて、詰まりの“前兆”をメモしておきます。
終了前の“見落とし2点”(足元/角)
立ち位置の足元と角に砂が溜まりがち。最後の30秒でここだけ再チェック。
月1メンテ

チェックリスト(手すり・床材・レール・排水口・掃除ステーション)
- 手すり:触れる面のくすみ/ベタつき
- 床材:砂溜まり/水跡
- レール:砂・小さなゴミ
- 排水口:目視で異物の有無
- 掃除ステーション:布の洗濯・補充、トレー内の砂
所要時間配分の目安
合計30〜40分:確認10分/作業20〜25分/片付け5分。無理をせず、平日・週末に分割してもOKです。
次月へ引き継ぐメモ
「花粉が増えはじめ」「砂が多い角はここ」など一行メモを残すと、翌月の準備が速くなります。
“置きっぱなしゼロ”の定位置づくり

置く/吊るす/畳むの3択
- 置く:トレー上に道具をまとめて可動式に。
- 吊るす:布やブラシは乾きやすい位置に。
- 畳む:使用頻度が低いものは薄く畳んで立てる。
場所は出し入れ時間が短い順に並べます。
出し入れ時間で決める配置
「取り出す→使う→戻す」を15秒以内で完結できるかを基準に配置。
手間が1つ減ると、継続率が大きく上がります。
よくある失敗とリカバリー

濡らしてから砂をこすってしまう
乾拭き→軽湿拭きへ切り替え。砂はまず集めて回収。
排水口の前に床面を濡らす
拾う→乾拭き→外観チェックの順に戻す。
水は最後に最小限。
道具が分散して続かない
掃除ステーションを一か所に。
トレーやバスケットにまとめ、使用後に必ず戻すルールを固定。
次に読む(関連記事)

- 朝5分スイープのやり方(平日版の具体手順)
- 排水口“つまらせない”習慣(月1メンテの詳しい型)
- 省スペース掃除ステーションの作り方(道具の集約と配置)
- 月末の総点検チェックリスト(一周して抜けを防ぐ)
まとめ
- まずは乾拭きが基本。
- 平日5分/週末30分/月1で“やること”を固定。
- 道具は属性名でそろえ、一か所に集約。
今日の5分から始めて、週末30分、月1メンテへ。小さく回して、軽く続けましょう。
