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結論:移住直後の90日は「安全・通信・住居 → 支払いと身分 → 医療 → 言語とコミュニティ → 夫婦で楽しむ」の順で整えると、焦りが減って生活が回り始めます。

海外移住は、到着した瞬間がゴールではありません。

むしろ本番はそこから。最初の90日が“生活の土台づくり期間”です。

この時期に勢いで動きすぎると、あとで疲れがまとめて来ます。

逆に、やる順番を固定して一つずつ整えるだけで、暮らしは想像以上に早く落ち着きます。

この記事は、30〜60代のご夫婦が「暮らしを回す」ことに集中できるように、やることを時系列の作業手順に落とし込みました。

国ごとの制度差はあるため断定は避けつつ、どの国でも使える“立ち上げの型”としてまとめます。

用語(表記統一)

  • 90日プラン:移住後3か月で生活を軌道に乗せる行動計画
  • 仮住まい:最初に滞在する短期住居(ホテル、サービスアパート等)
  • 住居契約:中長期の賃貸契約(国や地域で条件が異なる)
  • 生活会議:夫婦で生活の調整をする定例ミーティング

最初の2週間は「安全・通信・住居」が最優先

到着直後は、疲れて判断力が落ちがち。

だからこそ、優先順位を先に決めておきます。

迷いが減り、無駄な消耗を防げます。

仮住まい → 長期の住居へ“安全に”移る

最初から長期契約に飛びつかない方が、結果的に安全で、出費も抑えられることがあります。

まずは仮住まいで「休む・観察する・絞る」が基本です。

おすすめの流れ

  • まず仮住まいで“休む”(睡眠を取り戻す)
  • 生活動線を確認(スーパー、病院、交通)
  • 候補エリアを2〜3に絞って内見
  • 条件と周辺環境が見えてから住居契約へ

仮住まいの選び方(夫婦向け)

  • 24時間チェックインできる(遅延に強い)
  • 入口のセキュリティがしっかり
  • 近くにスーパーがある(自炊が成立する)
  • 夜に帰る道が明るい

シーンで確認するコツ
到着翌日、朝に近所を散歩して“生活の音”を聞き、夜にも同じ道を歩く。

これだけで、エリアの相性がかなり見えます。

SIM/ネット/緊急連絡を先に作る

通信が不安定だと、手続きも生活も詰まります。ここは最優先。迷うなら「安定する方」を選ぶのが正解です。

最初の2週間で整えたい通信セット

  • 現地SIM(またはeSIM)
  • 自宅Wi-Fi(遅れる国もあるので仮の手段も確保)
  • 連絡手段の二重化(片方が壊れても詰まない)

緊急連絡(最低限)

  • 現地の緊急番号
  • 住まいの管理会社・ホストの連絡先
  • 保険会社の連絡先
  • クレジットカード停止窓口

「困ったときに電話できる」だけで、不安は大きく減ります。


住まい契約(内見・契約・トラブル回避)

住まいは満足度を押し上げる最大要因であり、同時にトラブルが起きるとメンタルを削る要因でもあります。

ここは“確認項目を固定”して守りを固めます。

契約で見る項目(修繕・解約・デポジット)

国によって契約文化は違いますが、確認すべき観点はだいたい共通です。

契約で確認したいポイント

  • 修繕:誰が負担する?(壊れた時の対応)
  • 解約:最低契約期間/違約金/通知期間
  • デポジット:返金条件/クリーニング費用の扱い
  • 光熱費:家賃に含むか別か
  • 家具:備え付けか、持ち込みか
  • 追加費用:管理費/駐車場/セキュリティ費 など

トラブル回避の小技

  • 入居時に写真・動画を撮る(傷、汚れ、設備)
  • 連絡はできるだけ文面で残す(チャット/メール)

あとからの説明が一気にラクになります。

家具家電の揃え方(最小から始める)

最初から完璧を目指すと、散財と後悔のセットになりがちです。

生活が回ってから買う。これが失敗しにくい買い方。

最初に揃える最小セット

  • 寝具(睡眠が最優先)
  • 調理:鍋かフライパン+包丁+まな板(まず一つずつ)
  • 衛生:タオル、洗剤類
  • 仕事:椅子と照明(長時間作業するなら特に)

1か月暮らすと「本当に必要なもの」だけが残ります。


銀行・支払い・身分証明(手詰まりポイント対策)

移住直後に一番詰みやすいのがここです。
「住所証明がないと口座が作れない」→「口座がないと契約できない」。

この連鎖が起きがち。

住所証明が必要なケースの“詰み回避”

国やサービスによっては、住所証明の要求が強いことがあります。

住居・通信・口座が絡み合う前提で動くのがコツです。

詰み回避の考え方

  • 先に作れるものを先に作る(SIM、短期の決済手段)
  • 書類を多めに持つ(パスポート以外の証明も)
  • 代替手段を確保(国際対応カード、現金、別の支払い方法)

夫婦でやると速い分担(例)

  • 交渉・窓口が得意な人:窓口対応
  • 管理が得意な人:書類管理・スキャン・整理

役割は固定しすぎず、「得意な方がやる」で十分。

消耗が減ります。

クレカ・デビット・現金の使い分け

「全部カードでOK」の国もあれば、「現金が必要」な場面が残る国もあります。

大事なのは、一つ止まっても生活が止まらない設計です。

おすすめの備え

  • クレジットカード:メイン+予備の2枚
  • デビット(または現地口座):生活費の引き落とし用
  • 現金:少額を常備(小さな支払い、緊急用)

安心の正体は「冗長性」です。


医療の“かかりつけ”を早めに確保

30〜60代夫婦にとって医療は後回しにしない方がいい領域。

困ってから探すと、言語も含めて難易度が上がります。

病院の探し方(言語・評判・距離)

国の医療水準より、「自分たちが使えるか」が重要です。

探し方の軸

  • 距離:自宅からの近さ(徒歩圏は安心感が大きい)
  • 言語:英語対応、通訳の有無
  • 評判:現地の口コミ(偏りは前提で参考にする)
  • 予約:取りやすさ(アプリ、電話、紹介制など)

To-Do(到着後2週間以内)

  • 近所のクリニックを1つ決める(かかりつけ候補)
  • 予約方法を確認する(“確認だけ”でもOK)
  • 夜間・緊急時の受診先も把握しておく

「ここに行けばいい」が一つあるだけで、心の負担がぐっと減ります。

常用薬の調達ルートを作る

薬は国によって扱いが違います。

常用薬がある場合は、早めに“調達ルート”を確保しておくと安定します。

やっておきたい準備

  • 薬の成分名を控える(商品名だけだと通じないことがある)
  • 処方箋や診断書の控えをPDFで保存
  • どこで買えるか(薬局/病院/オンライン等)を確認

歯科も同様。痛くなってからはきついので、予防が効く分野ほど先に当たりをつけます。


移動(運転・公共交通・安全ルール)

移動のストレスは、生活の疲労に直結します。

特に夜の移動は、夫婦でルールを決めるだけで安心が増えます。

免許切替・国際免許の注意(共通の見方)

国ごとに条件が変わるため、公式情報の確認が必須。

ただ、検討時に見る観点は共通です。

確認観点

  • 国際免許で運転できる期間
  • 免許切替が可能か(必要書類、期限、試験の有無)
  • 保険加入の条件(車社会なら影響が大きい)

車が必要な国で運転できないと自由度が落ちます。

逆に徒歩社会なら、車は不要。国選び段階で持っておきたい視点です。

夜間移動/スリ対策など“基本”を決める

大げさに構える必要はありません。

ただ、基本を決めておくと毎回判断しなくて済み、疲れが減ります。

夫婦の安全ルール例

  • 夜の帰宅は明るい道を優先
  • スマホを出しっぱなしにしない
  • 現金は分散(財布に全部入れない)
  • 迷ったら無理に進まず、タクシー等の代替手段を使う

判断コストが減ると、心に余白が戻ります。


言語ストレスを減らす生活導線

言語は気合いで乗り切ると疲れます。

現実的なのは“導線で減らす”こと。つまり環境づくりです。

必要最低限のフレーズを「場面」で覚える

単語帳より、場面ベースの方が即戦力になります。

場面別の優先フレーズ

  • 買い物:量、値段、カード払い、袋、アレルギー
  • 病院:症状、痛みの度合い、薬、既往症
  • 住まい:修理、故障、騒音、水漏れ、連絡

「今日は買い物の3フレーズ」だけで十分。積み上げると、1か月後に差が出ます。

翻訳ツール・現地サービスの活用

翻訳ツールは遠慮なく使ってOK。使うことでミスとストレスが減ります。

使い方のコツ

  • 伝えたい内容は短文にする(誤訳が減る)
  • 重要な契約は文面を残す(あとで確認できる)
  • 医療や契約は、可能なら通訳や英語対応の窓口を選ぶ

「完璧になるまで待つ」は現実的ではありません。

使える仕組みで回していきましょう。


コミュニティ作り(孤立しない仕組み)

海外移住の満足度を左右するのは、人間関係と居場所です。

夫婦でいても孤立は起こります。だから仕組みで予防します。

趣味・習い事・ボランティアで“場”を持つ

「自然に友達ができる」は、実は起こりにくいもの。

こちらから“場”に行くと、出会いが増えます。

おすすめの場

  • 習い事(語学、料理、スポーツ、ダンス)
  • 趣味コミュニティ(ハイキング、釣り、写真)
  • ボランティア(地域イベント、清掃、動物保護など)
  • コワーキング(リモートなら特に効く)

週1回でも外との接点があると、気持ちが整いやすくなります。

日本人コミュニティとの距離感(頼る/依存しない)

日本人コミュニティは安心ですが、依存しすぎると世界が狭くなることもあります。

おすすめの距離感

  • 困ったときに頼れる程度に繋がる
  • 日常は現地のルールに慣れる努力もする
  • 夫婦だけの世界に閉じない(気分転換先を作る)

居場所が複数あるほど、移住は長持ちします。


夫婦の“生活会議”を定例化する(揉めない運用)

最後は運用。移住生活は、計画より“日々の調整”の方が効いてきます。

週1回10分の家計チェック+健康チェック

おすすめは、週1回10分の生活会議。長くやらない、軽く続ける。

議題(テンプレ)

  • 家計:今週の支出は想定内? 固定費は確定した?
  • 健康:睡眠、食欲、歩く量、ストレスはどう?
  • 生活:困りごとは何?(通信、住居、言語、人間関係)
  • 来週:やることは何?(手続き1つ、楽しみ1つ)

“楽しみ1つ”を入れるのがコツ。

生活が作業だけになりません。

半年ごとの見直し(続ける/変える/戻る)

半年ごとに見直すと、軌道修正がしやすくなります。

  • 続ける:生活が回り、安心が増えている
  • 変える:エリア変更、働き方変更、二拠点化
  • 戻る:撤退ラインに沿って帰国(戦略的撤退)

撤退は負けではありません。自分たちに合う場所を探す“途中経過”です。


結論:移住直後の90日は「安全・通信・住居 → 支払いと身分 → 医療 → 言語とコミュニティ → 夫婦運用」の順で整えると、焦りが減って生活が回り始めます。

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